高かった小1の壁、私はこう乗り越えました

※2020/04/03に「みんなの暮らし日記 ON LINE」に寄稿した記事を編集・転載したものです。

お子さんが小学校に入学してから半年、ぴょこぴょこぴさんは「小1の壁」に悩まされたそうです。
どのように、生活のリズムを整えていったのでしょうか?

昨年の今頃、仕事と子育てを頑張っているパパママたちへというコラムを書きました。

この時は、長女が小学校に入学したばかりで、小1の壁についても「ひとつずつ乗り越えよう!同じように頑張っている方たちへエールを送りつつ、私も頑張ろう!」と考えていました。

しかし……小1の壁は高かった!長女にとっても私にとっても、予想以上の高さでした。

長女は1日に何度も「辛い」と言って保健室に通うようになり、私は12年間務めた会社を6月末に退職することに……。

2学期の終盤からようやく学校を楽しんでくれるようになり、私もフリーランスとして働くことに慣れてきましたが、一時はどうなることやらと悩みました。

ここで書く保育園と小学校のことは、我が家の子どもたちがお世話になっている園と学校のことです。
もしかしたら、一般的なことではないのかもしれません。

地域や園、先生などによってかなり違いがあるかもしれないことを前提にお読みいただければ幸いです。

保育園と小学校のギャップは大きい

保護者が働いている間、子どもを預かって保育してくれる保育園と学ぶために通う学校の間には大きなギャップを感じました。

たとえば、子ども同士のトラブルでは……

保育園では子どもの間でトラブルがあっても「そばで見ている保育士の責任」とすべて受け止めてくれました。

一方小学校は子どもに問題があると連絡帳に書かれ、保護者同士での解決を求められることも。
連絡帳を見るのがこわい時期もありました。

もちろん、目的が異なる場所ですし、年齢も違うので当然のことだと思います。
でも、入学してすぐの頃は、だいぶ違うと感じました。

小1の壁は学校と会社の間にある?

保育園は懇親会など保護者が園に行く必要があっても、開始時間が14時や15時だったので、仕事は午後休で対応することができました。

保護者は忙しいので、父母会などの会議も効率最優先。
事前準備をしっかり行い、会議の場では必要なことをサッと決めて短時間で終了していました。

しかし小学校はPTAや学校行事など、仕事を休まなくてはならない日がとても多く、午後休では対応できないものが大半でした。

そのため子どもが体調を崩さなくても、有給がどんどん消えていきました。

もちろん子ども達に必要なことに協力することは大事です。
そして、学校行事で子どもの成長を見られるのは、とても有難いことです。

ただ、親は専業主婦(夫)、もしくは働いている場合も短時間勤務という前提があるように感じることが多く、学校やPTA、会社の間で都合をつけるのがとても難しく感じました。

共働きの家庭でも参加しやすい学校行事やPTAの在り方、さらに両親が育児参加のために有給取得を当然とする会社の体制がないと、小1の壁は越えられないと思いました。

帰宅後の負担が大幅増

仕事の後は、長女の学童と次女の保育園の2か所に迎えに行くことになりました。
これまで1か所で済んでいたお迎えが2か所になったことで、帰宅時間が30分遅くなりました。

これに関しては、兄弟で保育園が別になってしまって、2か所の保育園にお迎えに行かなきゃいけないという話もよく聞いていたので、それまで恵まれていたことに改めて気づかされました。

さらに、帰宅後にすることも増えました。宿題と翌日の学校の準備です。

宿題はほとんど学童でやってきてくれますが、音読を聞いてあげたり、ドリルの丸つけをしてあげたり、保護者のやるべきことは毎日あります。

計算カードもそばについていないと、なかなか進まない……。

習った漢字を使って言葉や文章を考える問題など、一人ではできない問題も多い……。

1年生の宿題なので、集中すれば15分で終わります。
ただ、宿題をやること自体に慣れていないため、声がけするだけでは進まず、結局横について教えながらやることになります。

どうにか宿題を終わらせると、今度は翌日の持ち物の準備があります。
最初は時間割の見方がわからない、連絡帳に書いてあるいつもと違う持ち物がわからない……という状態。
長女一人ではできず、一緒に準備をしていました。

持ち物の準備に時間がかかっていると、3歳の次女が手伝い(?)にやってきます。
使わない教科書をランドセルに突っ込んでみたり、せっかく入れたものを出してみたり。
そこから姉妹喧嘩に発展することもしばしば。

長女にとって持ち物の準備はとても難しく嫌だったようで、泣きながら準備をしたり、翌朝にやったり、見かねて私がやることもありました。

そんなこんなで、保育園時代は21時に就寝できていたのに、22時頃の就寝になってしまう日も珍しくなくなっていました。

長女が不安定になり、私も余裕がなくなりました

長女は就寝が遅くなり寝不足になったことと、慣れない環境でのストレスで、気持ちが不安定になりました。

最初は楽しそうに通っていましたが、しばらくすると朝行くのを嫌がるように。
連絡帳で毎日何度も「辛い」と言って保健室に通っていると知らされ、本当にビックリしました。

唯一、「学童は楽しい!」と喜んでいたのが、本当に有難かったです。

5月頃からあまりにも登校を嫌がるようになったので、集団登校の列に私も入り、長女と手をつないで途中まで行っていました。

また睡眠不足の解消が難しかったため、上司に相談し、急ぎの仕事が終わったら時間休をとって帰宅させてもらうようにしました。
そのおかげで、週2日ほど早く迎えに行けるようになり、少し早く寝かせられるようになりました。

ただ、私も次第に余裕がなくなり、長女の気持ちに寄り添えなくなってしまいました。
「早く宿題やって!また寝るの遅くなるよ?!宿題終わったらすぐお風呂、早くして!」と叱りながら、長女を急かす日が増えました。

退職を選びました

同時期、副業でやっていた仕事の依頼が増えていました。
とてもやりがいを感じていましたが、会社勤務、家事、育児のため時間をとることができず、泣く泣くお断りすることも。

副業を本業にしたい!という思いが強くなり、夫と何度も話し合いました。

最初、私は「長女の気持ちに寄り添いたいから、会社を辞めてフリーランスになりたい」と相談していました。

夫の返事は「子どものために、というのが理由なら辞めないほうがいい。もう少し考えて」。

長女の気持ちに寄り添いたいというのも大きかったのですが、正直、それ以上にやりたい仕事を思いっきりやりたい! という思いのほうが強くなっていました。

後日そのことを夫に話すと、「やりたい仕事があって辞めるならいいよ。ただ、12年働いたんでしょ?辞めてしまったら、その職場や今の人間関係には二度と戻れないよ」と了承しつつ、アドバイスもくれました。

私はブラック企業で働いていたことがあるので、法律を守って働けることや、心地よい人間関係で働けることは、とても貴重なことだと感じていました。

また、これまで辛い時期も乗り越えてきた12年間だったので、最後の最後まで悩みましたが、退職することに決めました。

小1の壁は2学期半ばに越えられました

6月の末に退職。7月以降はかなり長女の気持ちに寄り添って生活できるようになりました。
睡眠不足が解消されたからなのか、私が穏やかになったからなのか、学校に慣れたからなのか、長女は落ち着いて学校に通うようになりました。

安心して過ごしていましたが、2学期が始まると、また学校に行きたくないと言い始め、保健室通いも再開。再び集団登校に同行したり、先生と個人面談で相談したり。

「長女は学校に合わないのか?フリースクールなども検討したほうがいいのかも」と、私のほうが悩み始めました。

ですが、2学期半ばのある日、突然「お母さんと一緒に行くの恥ずかしいから、一人で行くね」と言い、その日から玄関先で見送るように。

2学期終盤には保健室に行くこともほとんどなくなり、担任の先生からも「やる気を出して頑張ってますよ。大丈夫!」と言っていただけるようになりました。

宿題や学校の準備も、私が声をかけなくても、自らやる日が増えました。

小1の壁は、2学期半ばくらいには越えられると聞いていましたが、本当に急に楽になって驚きました。

冬休み明けにはまた逆戻りするのでは?と心配しましたが、3学期に入ってからはさらに楽に。子どもの成長に驚かされました。

とはいえ、まだまだ先の長い育児。
子どもが壁にぶつかっているのを見るのは辛いものですが、今後も必要なことはサポートしながら、見守りたいと考えています。

退職の判断は正しかったのか?

小1の高い壁にぶつかって、退職を選びましたが、その判断が正しかったのかはわかりません。

とても高い壁でしたが、あとひと頑張りしたら超えられていたかもしれない。
今はテレワークが進んでいるので、退職せずに続けていたら、育児、家事、本業、副業を並立できていたかもしれない。

でも、退職して柔軟に仕事ができるフリーランスになったことで長女の気持ちに寄り添えるように。
そして、私の仕事も不安定ですが、少しずつ充実してきました。

小1の壁以外にも、長女が骨折して数か月にわたって通院が必要になったり、この春は突然休校が始まったりと、困難なことが多い1年でした。

退職の選択も、どちらが正解ということではないと思います。

今後もいろいろな壁が出現すると思いますが、その時々で、最良と思うほうに進んでいきたいです。

読んでくださり、ありがとうございます。
良い一日になりますように。

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