※2019/04/17に「みんなの暮らし日記 ON LINE」に寄稿した記事を編集・転載したものです。
2人の娘さんを育てながら、仕事をしているぴょこぴょこぴさん。 子育てと仕事を両立させるうえで大変だったこと、心に支えになったことを教えてくれました。 |
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もくじ
仕事復帰からの1年を振り返って
2回目の育休から職場復帰して、この4月でちょうど1年になります。
1回目の経験を踏まえて事前に準備をすることができたので、長女のときと比べると、2回目はかなりスムーズでした。
とはいえ、2人の子どものお世話をしながら仕事をするのは、とても大変でした。
保育園までの道のりは、毎朝「必死」
年長さんになって、長女の荷物はかなり少なくなりました。
荷物は長女が自分で準備をして、自分で持つので、とても楽になりました。
一方で、1歳児クラスの次女は着替えの枚数も多く、オムツもあるので、荷物はかなりのボリュームになります。
送迎時は、自分の仕事の荷物に加えて次女の荷物、曜日によってはシーツや毛布も持たなくてはなりません。
シーツや毛布は長女が持つには重いので、長女の分も私が持つことになります。
さらに、次女は握っている私の手を振り切って車道に飛び出そうとしたり、抱っこをせがんできたり、道端のアリが気になってしゃがみ込み動かなくなったり……と、スムーズに進んでくれません。
次女の手をぎゅっと捕まえながら、走りたがる長女に大声で「車が来てるよ!端っこに寄って!」「そこでストップ!待ってて!」などと叫びながら歩いています。
雨の日なんてもっと大変で、雨の予報を見ると憂鬱になります。
我が家の場合は、2人とも家から近い保育園に入ることができたので、比較的楽なほう……。
家から遠い保育園だったり、兄弟姉妹で別の保育園だったりする場合は、本当に大変だろうと思います。
頻繁に次女が熱を出し、約半年で有給がほとんどなくなってしまう事態に
保育園に入りたてのころは、どうしても熱を出すことが多くなります。
4月に職場復帰してから夏の終わりごろまでは、5日続けて仕事に行けることが少ないくらい、次女が頻繁に熱を出していました。
月の半分以上休んだり、10連休してしまったりで、出社するのが気まずくなることもありました。
我が家は夫が休みを取りにくい職場のため、何かあると私が休んで対応しなくてはなりません。
残念な状況ですが、子どもの発熱はお母さんが対応するご家庭が多いのではないかと思います。
お父さんも休みやすい世の中になってほしいと思います。
子どもが熱を出したと言うと、「おじいちゃん、おばあちゃんに看てもらえないの?」と聞かれることもあります。
ですが、高齢のため、病気の子どもを1日中看てもらうのは負担が大きすぎるだろうと考え、頼まないことにしています。
次女は頻繁に熱を出していましたし、いったん熱を出すと回復までに時間がかかったため、夏ごろまでに有給がほとんどなくなってしまう事態になりました。
不安を感じながらも病児保育を頼ってみることに
病児保育の登録は、育休中に済ませていましたが、体調が悪いときに慣れない場所に預けるのは可哀想に思い、利用していませんでした。
しかし、あまりにも発熱の回数が多く、有給がなくなるペースが早いため、思い切って預けてみることにしました。
予想通り、次女は体調が悪いときに知らない場所に置いていかれるため、大泣きしました。
心配しながら会社に行き、早めに仕事を切り上げて夕方迎えに行くと、次女は保育士さんに抱っこされながらウトウトしていました。
そして私に気が付くと、すぐにやってきてピタリとくっつき、安心した様子でした。
病児保育の保育士さんは、1日の様子を詳しく教えてくださりました。
抱っこから降ろすと泣く次女のために、朝からお迎えの時間まで、お昼寝を含めてずっと抱っこしてくださっていたそうです。
次女のこと以外にもたくさんのお仕事があるはずなのに、ずっと抱っこしてくださっていたなんて……と驚き、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
熱があるときに預けるのは可哀想にも思いますが、私が利用している施設は責任をもってきちんと見てくださっているので、必要なときはお任せすることにしました。
仕事に行かねばならない身として、とてもありがたいことだと感謝しています。
もうやめたい、と思うこともあるけれど
育児をしながら仕事を続けるのは、とても大変だと感じています。
正直なところ、「もう無理!やめたい!」と思うこともしばしばあります。
私は、特別な仕事をしているわけでも、キャリアウーマンでもなく、地味な仕事をしている契約社員です。
それでも、仕事にはやりがいや充実感を感じています。
会社には、尊敬できる先輩やひらめきをくれる同僚、同じく仕事をしながら育児を頑張っている同期もいます。
日々の仕事の仕方だけでなく、失敗したときの対応や、仕事相手との関係の作り方などにハッとさせられることもよくあります。
PC操作など、仕事をしているからこそ身についていることもたくさんあると感じています。
将来的に、今の仕事を続けられなくなる日がくるかもしれません。
また往復3時間の遠距離通勤という状況のため、近くで働ける場所を探すかもしれません。
逆に、運よく順調に、定年まで今の職場で働けるかもしれません。
その時々の家族と自分の状況により、夫と相談して柔軟に対応したいと考えています。
つい先日のことですが、いろいろ思い悩んだ末に、仕事の年度末の忙しさと家事育児、さらに長女の小学校の入学準備などが重なってとてもつらいと夫に打ち明けました。
1時間ほど話し合い、夫ができることはさらに協力してくれること、割り切れる部分などを話し合いました。
話し合うことで、私の中でこんがらがっていたモヤモヤがほぐれました。
また、仕事に対する考え方や将来についてまで話が広がり、よりお互いについての理解が深まりました。
自分ひとりで考えていると煮詰まってしまうことも、相談すると、解決の糸口が見つかることが多くあります。
日々忙しくて夫とのコミュニケーションは不足していますが、夫は人生のパートナーです。
しっかりと時間をとって話し合うことはとても重要だと、改めて感じました。
私の心の支えになってくれているもの
親身になって相談にのってくれる保育士さん
育児をしながら働くうえで、信頼できる保育士さんの存在は、本当にありがたいと感じています。
安心して子どもを預けて働けることもですが、毎日我が子と接してくれている専門家に育児の悩みを相談できることも心の支えになっています。
ご飯をあまり食べてくれない日が続いたとき、癇癪がひどくて困り果てているとき、自分の心に余裕がなくて叱りすぎてしまうとき……などモヤモヤした悩みを抱えているときに、担任の保育士さんに相談して救われたことが何度もありました。
親身になって相談にのってくれる保育士さんの存在は、本当に心強いと感じています。
保護者と話せるほんの少しの時間
保育園の送迎時に他の保護者と何気ない立ち話をするのも、楽しみの一つになっています。
ここでママ友と書かないのは、よくお話をするお父さんもいるからです。
お互いに時間がないので、子どもたちが靴を履くのを待っている間や、門まで園庭を歩く時間など、話せるのはほんの少しの時間。
ですが、「最近野菜を食べてくれなくて……」などとちょっとした悩みを話してみたり、「今仕事が繁忙期で……」など自分のことを話したりするのは、息抜きになっています。
近くに住んでいる義父母の協力
仕事帰りに保育園に子どもたちを迎えに行った後は、少しの間、義父母の家に預けています。
夕食の準備や保育園の荷物の片づけなどを終えてから、再び義父母宅へ迎えに行きます。
集中して作業を進められるので、とても助かっています。
近居の義父母には、子どもたちの成長に応じて、ヘルプをお願いしています。
その時々に応じて、相談に乗ってもらいながら助けてもらえることは、とてもありがたいと感じています。
私が義理の娘の立場のため、もしかすると義父母には、大変なのに遠慮して言えないことがあるかもしれません。
なので、時々夫から負担が大きすぎないかを聞いてもらっています。
また、普段帰宅の時間が遅い夫は、平日に義父母と子供の様子を見ることはほとんどありません。
そのため、義父母に今どんなことをお願いしているのか、こんなことを大変だと思っているかもしれないなど、こまめに共有するようにしています。
この4月から長女が小学校にあがります。
生活が変わると、お願いしたいことも変わってくると思います。
義父母に負担をかけすぎないように、お願いしたいことを相談していきたいと考えています。
不安は尽きないけれど。きっと大丈夫なはず!
2度目の育休復帰とはいえ、去年の今ごろは不安でかなりドキドキしていました。
また、復帰して仕事が始まると、身体の疲れは想像以上のものでした。
今は、長女が小学校にあがると、どのように生活が変わるのか、不安になっています。
子供の宿題を見てあげる時間をとれるのだろうか? PTAは大変なのかな? 給食が始まるまでの学童のお弁当作りが大変そう……など考えていると、どんどん不安が大きくなり憂鬱に。
でも思い返してみると、育児しながら仕事するなんて、私にできないと思っていたこともなんとかできるようになっています。
きっと、一つひとつ壁を乗り越えていけば、大丈夫なはずです。
どうしても無理になったら、その時に考えればいい。
あれこれ思い悩んでエネルギーを消耗するのは、やめようと思っています。
育児をしながら働いているお父さん、お母さんはとても大変だと思います。
簡単に「大丈夫!」とは言いえませんし、私もいつどうなることやら……と思っています。
その時々のライフスタイルに応じて、最善の方法がなにかあるはずです。
良い方法がないか探しながら、お互い頑張りましょう!
読んでくださり、ありがとうございます。
良い一日になりますように。