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引き出しの中を大改善、収納の模索は続く

※2018/02/01に「みんなの暮らし日記 ON LINE」に寄稿した記事を編集・転載したものです。

一度収納場所を決めたり、片付けをしたりしても生活を続けるうちに「なんか、もう少し良い方法があるんじゃないかな……?」と感じることはありませんか?
ぴょこぴょこぴさんは、キッチンの引き出しのなかの収納を一からやり直すという大掛かりな改善をしたことがあるそうです。
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収納や片付けの改善

家を建てるとき、「どこに何を置きたいか?」をノートにすべて書き出し、必要な収納を考えました。

各収納のなかもどのように整えるか考えてから引越しをし、収納グッズを買ってから荷物の片付けをしたので、いったんそれなりにきれいに片付きました。

しかし実際住んでみると、使い勝手が悪いところが出てきたり、もっとこうしたほうがいいというアイデアが浮かんだり……。

また、子どもの成長に合わせて、必要なものや、最適な収納方法も変わります。

そのため住みはじめてからは、ちょこっと改善や大掛かりな改善――収納方法を大きく変えた場所がいくつかあります。

ちょこっと改善

よく使うウタマロ石けんはすぐ使えるようにつるしました。また、コップは吸盤でくっつけられるものに買い替え、子どもが自分で取ることができる位置に付けました。

フックを付けてものをつるしたり、収納ボックスを少し増やしたりするような、ちょっとした改善は、思いついたらすぐに実行。
そのため、フックはお気に入りのものをストックしています。

SANEI バスポ はみがきコップ

収納ボックスは、主に無印良品の決まったものを使用。
そのため、ここを仕切りたい、ボックスを追加したいなど改善案が思い浮かんだら追加購入して、すぐに改善しています。

すぐになかがゴチャゴチャする子どものお菓子入れは、ボックスで仕切りました。

収納グッズは、使いまわしがきき、購入しやすいものを定番にしておくと、悩まなくても収納改善がしやすいと思います。

収納グッズは、無印良品でなくても、IKEAやニトリなどにもいいものがたくさんあると思いますが、わが家の場合、無印良品の店舗がいちばん行きやすく、デザインも好みなので利用しています。

大掛かりな改善

大きな収納をまるごと改善したいときや、引き出しのなかを細かく仕切って小物の位置を定めたいときなどは、思いつきではじめず、まず計画を立てます。

ぴたりと収めたいときや、押し入れ全体の改善などの場合は、なんとなく収納グッズを買ってスタートしてしまうと、うまくいかないことが多いから。

収納のサイズを測り、「何を収納したいか」「収納したいものの使用頻度」などを考えながら計画を練ります。

また同時に「不要なものをしまい込んでないか?」「収納グッズを買い足したり、貴重なスペースを埋めたりしてまで保管しておきたいものか?」も考えます。

不要なものは、リサイクルショップへ売る、譲渡する、捨てるなどします。

ここからは、実際にキッチンの引き出しのなかを改善したときのことを紹介します。

ゴチャゴチャ引き出しの改善

キッチンの食器棚の下にある、浅くて広い引き出しに、カトラリーやトングなどを収納していました。

引越した当時、牛乳パックなどを使ってとりあえず収納していた場所で、たくさんのものを詰め込んでいました。

1.なかのものを全部出し

まずは全部出し

最初に、引き出しのなかのものをすべて出しました。
すべて出すと「こんなにたくさん詰め込んでたのか!」「この調理道具使ってないな・・・」などいろいろ発見が。

出したものは、本当に必要かを考えがながら種類別に分けます。

2.不用品は処分

自分や家族が使っているものや気に入っているものは残し、不用品は処分します。
たまーに必要だったり、旦那が料理するときは使ったり、子どもが気に入っていたり、で捨てられないものが多かったです。

使っていないけれど、捨てたくないものなどがあれば、「保留」の箱を作って別の場所で保管し、時間をおいてからまた判断するのも良いと思います。

3.サイズを測る

引き出しの内側のサイズを測ります。幅と奥行きだけでなく、深さも測ります。
深さを測って立体的に考えておくと、収納ボックスを2段重ねにできるか、ものを立てて収納できるかなどが分かり、より計画を立てやすくなります。

また、せっかく引き出しを空っぽにしたので、ついでに拭き掃除もしておきます。

4.収納するものを紙に書き出す

なかに収納したいものを、紙に書き出しました。
この引き出しは、細かく仕切って使いたいと考えていたので、カトラリーのサイズなども測りメモ。

さらに、購入予定の収納グッズのサイズも書いておきました。

5.収納方法を考える

写真を撮った後、まただいぶ変わりました。

話が少しそれますが、この引き出しの改善を行ったときは、二人目の娘の産休に入る前でした。

家にいる時間は家事育児に追われていて、実際どんな風に収納するかについて、集中して考える時間がありませんでした。

そこで「4.収納するものを紙に書き出す」までの作業は何とか自宅で終わらせ、ここからは通勤電車のなかや、会社の昼休みに考えました。

昼休みに紙に書き込んだり、マーカーをひいたりして考え込んでいる様子を見た同僚は、一体何をやっているのだろうと思ったかもしれません……。

では、収納方法について話を戻します。

収納するものを書き出した紙をもとに作業を進行。
使用頻度の高いものには星印を付けました。
星印を付けたものは、取り出しやすい場所に収納するためです。

もののサイズや収納グッズのサイズ、取り出しやすい場所に入れる優先順位を考えながら、色分けして何をどこに入れるかを考えました。

6.収納の絵を描いてレイアウトする

やっぱりこっちがいいかも? などとこの上にぐちゃぐちゃ書いていきます。

「5.収納方法を考える」のメモをもとに、実際に収納グッズを並べた絵を描きレイアウトし、引き出しのなかに収まるか、本当に使いやすいのかをシミュレーション。

実際に絵にしてみると、「この配置は使いにくいな」「これとこれは、一緒に収納したほうが使いやすいな」「この隙間に栓抜きを立てて収納しよう」など具体的なイメージがわきます。

何度かシミュレーションして、収納方法が決まったら、必要な収納グッズと数をメモして購入。

購入するものが決まっていて店舗に行く必要がなかったので、会社の昼休みにスマホから注文しました。

7.実際に収納する

収納グッズが届いたら、すぐに収納したくなりますが、まずはシールなどをはがして洗って乾かしました。

キッチングッズを収納するので洗いましたが、他の収納の場合は、軽く拭く程度。

2段重ねになっているところは、下に使用頻度の少ないものを入れました。

しっかり乾いたら、いよいよ収納します。「6.収納の絵を描いてレイアウトする」の絵を見ながら、どんどん収納します。

収納改善の工程のなかでも、考えたことを形にするいちばん楽しい作業だと思います。

改善は続く

いったん収納が完成しても、使っていくうちに使い勝手が悪い場所が見つかったり、キッチンツールの使用頻度が変わったりします。
より良い収納方法を思いついたらすぐに改善しています。

改善から約1年半経った現在の様子。少しずつ変化しています。

なかなか完璧な収納にはなりませんが、少しずつ自分や家族になじんだ収納に変えていくことは楽しい作業です。

フックに掛けるだけ、立てるだけ、場所を入れ替えるだけ、などほんのちょっとしたことで、使い勝手が劇的に良くなることがあります。
そんな改善ができたときは、私天才かも!? と一人自画自賛して喜んでいます。

家は完成していますが、家のなかは住みながらいつか完成をめざして家族でずっと作り続けているように感じています。
創意工夫をし続けることは楽しいことだと思います。

★ぴょこぴょこぴさんの引き出し改善の様子はInstagramのハッシュタグ「#pyokopyokopゴチャゴチャ引き出し改善」でまとめられています。
こちらでは、ゴチャゴチャの原因なども紹介されていますよ。ぜひ、合わせてご覧になってみてください!

読んでくださり、ありがとうございます。
良い一日になりますように。

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